中東は現在、世界で最も政情が不安定な地域だが、その引き金になったのが「中東戦争」だった。

中東戦争の起源は、いわゆる「パレスチナ問題」だ。土地を追われたユダヤ人が、19世紀末から大挙して元の土地に帰還し始め、それまで住んでいたパレスチナ人との間で衝突が発生。その後、1947年に国連が仲介役となって、ユダヤ人とパレスチナ人に土地を分割したが、これはユダヤ人に有利な分割だった。これに基づき、周辺国の反対を押し切って1948年にイスラエルが建国される。その後、同国にはエジプト、シリア、ヨルダン、レバノン、イラクが侵攻。序盤は劣勢も次第に盛り返し、イスラエルは支配地域を拡大した。1956年にはエジプトのスエズ運河の国有化宣言に反発し、英、仏とともにエジプトを攻撃したが、国際世論の非難もあって撤退。これが「スエズ危機」と呼ばれるものだ。

1967年、周辺国の抵抗運動が強まる中、イスラエルはエジプト、シリア、ヨルダンを奇襲攻撃。短期戦でシナイ半島、ゴラン高原、ヨルダン川西岸を占領し、大幅に領土を拡大した。また、エジプトは1973年、シリアとともにイスラエルを攻撃。アメリカの支援を受けてイスラエルが反撃するも、エジプトがシナイ半島の一部の奪還に成功。この戦争ではアラブ諸国によってオイルショックも引き起こされた。1979年、全ての中東戦争に参加していたエジプトが、単独でイスラエルとの平和条約に調印。その結果、イスラエルとアラブ諸国の直接的な衝突は影をひそめたが、イランやシリアはイスラエルに敵意を示し続けている。中東戦争の残した爪痕は、今も深く残っているといえるだろう。

≪ 2014年3月29日 TomoNewsJPより転載 ≫

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